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源氏物語 後の思い

書名かな げんじものがたり のちのおもい
著者(編者)名 青井紀子 著
著者(編者)名かな あおいのりこ
ISBNコード 978-4-8386-0195-0
本体価格 7,500円
税込価格 8,250円
判型 A5判上製函入
頁数 350頁
刊行日 2000年12月15日
在庫 残部僅少
 本書に収載の緒論の多くは宇治十帖論である。源氏物語の中でも宇治十帖は著者のもっとも得意とするところで、とりわけ大君・中君・浮舟を扱った緒論は、正確な読みを基底としたきめの細かい考察によって、錯綜した人物関係や変転する男女の複雑な深層心理を見事に解剖しており、明快でしかも説得力のある文章と相俟って、この著者ならではの深い理解を示している。

 第一部では宇治十帖を舞台に大君・中の君・浮舟の愛のかたちを鋭い感性と洞察によって読み解く見事さを、
 第二部では走馬燈のように源氏物語の愛の全体像を浮かび上がらせる力量をみせつける二部構成からなる

Ⅰ 宇治十帖を読む
 一  大君のいのち
  (1)橋姫巻
  (2)椎本巻
  (3)総角巻
 二  中の君の人生
  (1)早蕨巻以前
  (2)早蕨巻
  (3)宿木巻
 三  浮舟
  1 形代
   (1)東屋巻以前
   (2)東屋巻
  2 泛う――浮舟真木――
   (1)匂宮と浮舟
   (2)薫と浮舟
   (3)ふたたび匂宮と浮舟
   (4)浮舟の思い
  3 再生、あるいは新生
   (1)蜻蛉巻
   (2)手習巻の初め
   (3)再生
   (4)棄てた世の中将
   (5)出家
   (6)夢浮橋巻

Ⅱ さまざまな人、さまざまなこと
 一 はつ草の若葉から二条院の女君まで、
 二 「蘭の花」と「月と桂」─夕霧と柏木物語、
 三 月の顔に向ひたるやうなる─落葉の宮物語、
 四 月と死
 終りに

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